『私はトーストだ』ってどういう意味?

今回は、英語のおもしろい会話表現を紹介します。次の会話文を読んで、最後の I’m toastという表現の意味は何だかわかりますか?

A   Are you going to study for the test tomorrow?(明日の試験のために勉強している?)

  Tomorrow  It’s today!(明日? 試験は今日だよ!)

  Oh,o.  I’m toast!(マジかよ。ヤッベー!)

もちろん、toast は「トースト」、つまり「焼いたパン」という意味ですが、実はこの言葉は、スラング(俗語表現)で形容詞として「もうだめだ。おしまいだ」という意味で用いられるのです。

そのためI’m toastは、「もうダメだ」「ヤバイ」というような状況で使える表現になります。これと似たような状況で使える表現として、I’m history. というのもあります。こちらも「私は過去のことになった」⇒「私はもう終わりだ」⇒「ヤバイ」という意味になります。

ところで、「パンのトースト」と同じつづり・発音をもつ、別のtoast の意味をご存じでしょうか? それは「乾杯する」という意味です。乾杯の場面で使われる表現としてはCheersが一般的ですがToastでも使えます。

これから、英語の表現について面白いものや意外なものを、ときどき紹介していくので、授業のネタなどに使って下さい。