トランプのマークと数字に隠された意味

世界中でゲームや占いに使われているトランプ。誰もが「ばば抜き」や「神経衰弱」「七並べ」などをして遊んだ経験があると思います。トランプのカードには、スペード、クラブ、ダイヤ、ハートの4種類のマークがあるのは知っていますね。

4種類のマークは、剣を模した「スペード」、農民が使う棍棒を模した「クラブ」、商人にとって大切なお金が変形した「ダイヤ」、キリスト教の聖職者が持つ聖杯の形が転じた「ハート」を意味しています。つまり、これらのマークはヨーロッパ中世の身分制度(騎士・農民・商人・聖職者)を表しているとされています。

ところで、各マークは13枚で、合計52枚という中途半端な数になったのはどうしてでしょうか? 実はこれは1年を表現したもので、各マークは春夏秋冬、13枚は四季が13週ずつあることを意味しています。

そうすると52週×7日=364日となるので、あれっ1日足りない? いえいえあるでしょ、ジョーカーが。これでピッタリ365日ですね。また1から13までを全部たすと91となり、マークは4種類あるので91×4=364日。これにジョーカーを加えればやっぱり365日になります。

トランプはもともと占いの道具から発展したのですが、よくできていますね。