『ぢめん』?『じめん』? 仮名遣いの不思議

「地」という感じの読み方は何ですか? と聞かれたら、もちろん答えは「ち」または「ぢ」ですね。では、「地面」という熟語になったら読みはどのように表記するでしょうか。「ぢめん」? いえいえ、正解は「じめん」です。おかしいですよね。「ち」だったものが、どうして「じ」になるのでしょうか。

これは現代仮名遣いに関する内閣の告知がもとになっています。それによって、基本的には「ぢ」や「ぢゃ・ぢゅ・ぢょ」は、それぞれ「じ」「じゃ・じゅ・じょ」と書くことが決まっているのです。

しかし、これにはいくつかの例外も認められています。たとえば『鼻血』は「はなじ」ではなく「はなぢ」と書きます。『身近』『縮む』なども「みぢか」「ちぢむ」のように「ぢ」を使います。

さまざまな言葉について、仮名遣いで「じ」と書くか、それとも「ぢ」と書くか、文字変換する際には注意が必要ですね。興味があれば仮名遣いに関する内閣の告示を調べてみて下さい。新しい発見があるかもしれませんよ。

ところで「ぢゃ」と表記する言葉もわずかですがあります。普段の生活でもよく使うものですが、何だかわかりますか?